この
Clixと呼ばれるダイアル部がどうにも固いので分解してみた(クリックで拡大)。

単なるはめ込み式なので取り外しは簡単。円盤状の上半分と下半分の台座との側面に水平に走る幅広の隙間にマイナスドライバーの先端を差し入れて軽くねじるだけ。
クリック感はどうやって実現されているのかというと、上半分の突起(ひとつだけ!)が下半分の凹みと噛み合うというシンプルな構造。
じゃあ、なんで固いのか? 摩擦のせい。上下のパーツをパチンと填めた時の具合。パーツ同士がこすれる箇所の摩擦が想定以上なのだろう。コンマ単位のすり合わせが上手くないのが原因。
ゆるくするには突起の出っ張りの角を落としてなだらかにするのが一つの手。試してみたがさほど変わらない。orz…
中央に回転軸が無い構造で、全体(下の台座内部)が太い軸のように機能する。これが接する箇所、つまり上半分のはめ込みの爪が寸法的にきついのだろうか?
内部の側面にグリースでも塗るか? この場合、数字の載った印刷物がオイルの成分で冒されないように注意しないといけない。また、外にまで染み出すようだと手がオイルまみれになって、滑りやすくなる恐れもある。…やめておいた方が無難だ。
考えた挙げ句、下画像のように押さえの爪の窪んだ箇所をマイナスドライバーの先で左右にしごいてやった。比較的もろい材質なので、金属を何往復かこすってやると細かい削りカスが出る程度に微妙に削れる。このやり方が奏功。はめ直すとClixが回しやすくなった。

…のだが、相変わらず特定の箇所で引っかかりが固い。元から精度が悪いのだろう。クリック感が均等に出ず、360度全周の一部の角度できつい。結局、金型の出来が悪い、そういうことじゃないか?

台座の裏を返すと“Made in China”の文字。
販売元のWizkidsではスターシップのHeroClixの販売予定が出ていて、今度は塗装済フィギュアとなる。2012年2月発売予定。Star Trek HeroClix: Tacticsと銘打たれていて、HeroClixのルールで遊べるんだとか。全28種で、スターターセットには種類違いの船4隻、ダイス2個、マップ、カード、ルールブックが含まれる。
http://wizkidsgames.com/blog/2011/10/26/boldly-go-where-no-clix-have-gone-before/HeroClixって何や? マーベルヒーローズなんかが既発売で、主に人間の形をしたフィギュアばかり。船が売られるのはもしや初めて?
これが公式コア・ルールブック
http://wizkidsgames.com/wp-content/uploads/2011/04/2011-Core-Rulebook.pdf
なんだか、D&D3.5版を思わせる感じのルールだなぁ。簡単に言えば、ミニチュア戦闘ルール。時代はChainmailに逆行ですよ、G.Gygax師匠。
このシリーズで売りたいのは分かるけれど、Fleet Captainsはカードとの組み合わせがシステムとして秀逸なんだよね。だから、HeroClixだけではアカンの。私はそう思う。
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最近のHeroClixからダイヤルが変わり、回しやすくなりました。
これまでのはどれだけ力を入れても回らないのもありましたので、嬉しい改善です。