マップは、Skirmish(スカーミッシュ)の一番目“Guardian of the Hill(丘陵のガーディアン)”あたりが無難ではないだろうか。Elves and Dwarves Expansionを導入している場合、GuardianはドワーフのBROXIN(ブロクシン)がお勧めだ。敵からマナを盗み取る指揮能力がある事と、部下ドワーフ一人あたり3マナを、マナ回収フェイズに自動的に獲得できる(パッシブな指揮能力「ドワーフの忠誠」)。このおかげで、マナを増やしやすく、有利に物事を運べるだろう。
部下はできるだけドワーフのみで構成しておくとよい。ドワーフユニットは、ブロクシンのパッシブ能力のおかげで、戦闘で負けても退却をしないで済むからだ。Redbeard's Rangers(レッドベアードのレンジャー隊)ならば、Camouflage(迷彩)状態にしておけば、指揮フェイズ中に攻撃される事はなくなり、バトル時にもとても有利になる。Mountain Breakers of the Mine(マインの山破壊隊)もTurtle Formation「カメの陣形」能力で防御が堅い。
肝心の呪文カード“Hell Storm(ヘル・ストーム)”あるいは“Wild Fire(ワイルドファイア)”を引けるかどうは運勝負である。
デッキから、これらのカードを首尾良く引いてこれたなら、使う前に『お膳立て』をしておく必要がある。戦闘ユニットは指揮能力を使用しなかった場合、盾を常備する事になっているから、呪文でダメージを与えるためには敵ユニットから盾を除去しておかねばならない。
盾が利いている状態のグラフィックは、薄紫色の球形のバリアがうっすらとユニットの周りを取り巻いている。
盾を取り去ってしまう簡単な方法は、戦闘を仕掛けてしまう事である。どのユニットも、一旦戦闘に参加してしまえば、直後に盾が外れた状態になる。例外は、Magic Shield(魔法の盾)カードで、これを使えば再び盾を有効化できる。なお、指揮能力を発揮したユニットもまた、盾を使えない。
したがって、作戦としては:
1. マナを溜める 戦闘用と、件の呪文カードが消費する分は必要だ。
ユニットを非支配状態のマス目まで移動して、自軍の制圧下におく(黄色の家紋のようなアイコンがマス目上に現れればOK)。制圧したマス(地形タイル)は自軍にマナを供給する。
2. “Hell Storm(ヘル・ストーム)”あるいは“Wild Fire(ワイルドファイア)”が手札に来るのを待つ 3. 敵ユニット3つから盾を奪う この3つのユニット同士は隣り合うくらいの位置に居る事が必要になる(4.に述べる「呪文の効果範囲」参照)。
相手が指揮能力を使うのを待つか、さもなければ戦闘を仕掛ける。バトル結果の「退却(敵軍)」と「進軍(自軍)」を利用して、敵ユニットの位置取りを調整する。状況次第ではバトルに勝利せずともよい。
4. 盾が除去された3ユニットに向かって件の呪文カードを使う “Hell Storm(ヘル・ストーム)”は、目標のマスにいるユニットに3負傷、その周囲(隣接マス)に2負傷を与える。
“Wild Fire(ワイルドファイア)”は、連続した4マスに2負傷を与える。

赤枠が呪文の候補。盾で守られている敵ユニットが2つ居る。そこで、ドワーフにひとつずつ攻撃を仕掛けさせる。バトル後、盾が外れたら、“Wild Fire(ワイルドファイア)”をお見舞いして実績解除。